仮面ライダービルド考察 ~内海は難波会長の○○か?~

仮面ライダービルド第19話が放送され、殺されたはずの内海がなぜ生きていたのかが
少し語られましたが、私が前から気になっていた点を考察しようと思います。

タイトルにもあります、~内海は難波会長の○○か?~ みなさんは、この○にどういう言葉が入ると思われますか?

 

 

 

では、そろそろ答え合わせを。
~内海は難波会長の息子か?~です。
なぜ私がそう思ったか?まだ、難波会長も内海もそれほど出番が多い訳ではないので、浅はかな推測ですが、書いていこうと思います。

 まず、難波会長は、12話で内海に「お前に頼みたいことがある」と。内海を「お前」と呼んでいました。両親や祖父母が、我が子を「お前」と呼ぶのはよくあることで、何ら不思議はありません。
そして、同話で幻徳・内海がいるファウストの実験場に足を運び、「ここらで手を打った方が良さそうだ」と。その時、幻徳にそう言いながら、内海とアイコンタクトとも取れる視線を送っていました。この時点ですでに戦兎たちには難波重工地下3階の存在は筒抜けており、結果パンドラボックスはスターク(惣一)に渡ることになるのですが、惣一が戦兎たちにもパンドラボックス奪還を依頼していることから、どちらにしても「パンドラボックスは研究所から盗まれる という”絵”」は完成し、遅かれ早かれ同話の目玉シーンであった「ファウスト壊滅作戦パフォーマンス」は決行されたことでしょう。

そしてもう一つ、ファウスト関連の話でよく会っている幻徳。
彼との会話の際、難波会長は幻徳を「きみ」と呼んでおり、(13話冒頭)「お前」ではないのです。

第9話で幻徳に、「北都や西都にライダーシステムを流しても良いのか?」と脅しめいたことを言っていましたが、この前後時点で彼には内緒で惣一と手を組んでおり、早々に幻徳とは手を切るつもりでいたんだろうと考えられます。
そう考えれば撃たれた内海を迅速に救助し、難波の役員として復帰させるまでのシナリオはスムーズに進行できます。

ここまでの話は、内海が難波会長の息子でなくとも話は進みます。
ではなぜ、私は内海を難波会長の息子だと思ったのか?

それは、先ほども書きました、「撃たれた内海を迅速に救助した」ということ。
考えてみてください。仮面ライダーにより、ファウストと東都政府のつながりが明るみに出ようとしている。幻徳は、首相であり父親の氷室泰山をなかなか説得できずにいる。パンドラボックスを開けるのに必要なボトルの回収はなかなか進まない。このままでは、自分が資金投資した組織がつぶれ、大金が水の泡となってしまう。そんな時、かつて国家プロジェクトであった「極プロジェクト」のメンバーで、仮面ライダーの素性にも精通している人間が現れた。
難波会長にしてみれば、格好のタイミング。これにのらない手はありません。
しかし、難波会長はかつて、仮面ライダービルドのスパイとして活動していた、滝川紗羽を「美空にばれて潜入は難しい」と言った途端、用済みとばかりに切り捨てる冷徹な人間です。もはや手を切ると腹に決めている幻徳の秘書など、普通に考えればとっくの昔に用済みです。むしろ中途半端に生かしておけば、何がどうなって情報が漏れるか分かりません。そのような人間を、新たなパートナーであるスタークにわざわざ助けるよう事後処理を促すなど、普通であれば考えにくいのです。

もちろん、内海を単に「科学者として使える」と思っていたから助けた それだけかもしれませんが、難波会長は、日本全土に影響力を持ち、三国の首相よりも立場が上の存在。研究所も前身はじめ、いくつも持っていると考えられ、もちろん科学者も星の数ほどいるでしょう。前述の会長の性格を踏まえれば、内海一人をこれほどまでに大事にするとは、たとえ「自分の野望の道具になる」と思ったとしてもやはり、考えられないのです。
彼と内海成彰との間に、それだけではないもっと深い関係なしでは。