仮面ライダービルド ~すべては、計画通り?~

この土日で書くことを考えていたら、ビルドの謎に突き当たりました。
それはブラッドスタークこと石動惣一が自分の素性を明かしている相手について。

 言うまでもなく石動は本編1話などでも描写があった通り、極プロジェクトのメンバーが火星からパンドラボックスを持ち帰った帰還セレモニーの際、警備員の制止を振り切ってパンドラボックスを開け、スカイウォールの惨劇を引き起こした張本人です。
その場には東都首相、氷室泰山を除く三都の首相や彼の息子である幻徳もいました。
普通に考えればあの時運命を狂わせるほど大きな惨劇を生んだ張本人ですから、同じ東都で、共にファウストを創設した幻徳は別として現時点では、他の面々に自分の素性を晒すわけにはいきません。ですから、北都や西都に出向く際には「ブラッドスターク」として彼らと対峙しています。

 

問題はここから。
第14話で石動が難波会長のもとを訪れた際、変身を解いて話をしていました。
ここで私は「待てよ」と思ったわけです。
難波会長は三都の首相よりも立場が上の存在です。いくらスカイウォールの惨劇の場にいることが確認できなかったとしても、ビジネスパートナーであるにしても、そのような立場の人間に素性を明かして会話するなど石動からしてみると恐ろしい話です。何を言われるか?どんな処分を下されるか?分かりませんもの。それにも関わらず石動惣一として話していたのは、おそらく というかほぼ間違いなく、難波会長は一連の出来事をすべて承知しているから でしょう。もう少し捻ると、もしかしたら10年前のあの出来事自体難波会長の指示でやったのでは?とも考えられます。

同じ14話での砂羽の発言によると、スカイウォールの惨劇から7年後。今から3年前にパンドラボックスの特別顧問に就任したが、ファウストがボックスを奪った後に辞めたとあります。この一連の流れも難波重工が関わっているにおいがプンプンします。
そもそも難波重工総合科学研究所は、東都先端物質学研究所の前進です。
三都に分裂する前から軍需産業のトップに君臨すべく、難波チルドレンたちを洗脳により作り上げていたことも考えると、やはり怪しい。…。あの惨劇自体、難波会長のシナリオ通りとするならば、どこまでも腹黒く、恐ろしい人です。
おそらく、東都と西都との代表戦の決着がつく今後、難波がどう動くのか。注目したいと思います。