仮面ライダービルド18話感想

私は、7年ほど前から「仮面ライダーシリーズ」にハマっています。
「今のしんどい状態から抜け出すには多趣味になれ」そう先生に言われ努力はしていますが、今一番好きなもの(こと)は何ですか?そう聞かれると「仮面ライダーについて考えること」と答えるでしょう。それぐらい好きです。
私が仮面ライダーを毎週楽しみに、真剣に見だしたのは「仮面ライダーウィザード」から。いつものように何ともなしに見ていると、不意に「ドラマだなぁ」という気持ちがこみ上げてきました。”特撮モノ”の色がいい意味で薄れ、民放でやっているドラマとそう変わらなくなった と感じました。
それ以来、現在放送中のビルドももちろん見ています。
ブログを書き始めたのが数日前からなので、18話からと中途半端ではありますが、今日は感想と少し考察も交えながら綴っていきたいと思います。

 それにしても、18話は最初から驚かされました。まさかあの漫才調のあらすじ紹介に(氷室)幻徳が介入してくるなんて…。

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にしてもしゃべり始めた途端に「うわぁ、幻徳」って。呼ばれ方含めて扱いひどすぎでは?
なおもめげずにしゃべる幻徳。写真は「じゃぁ、言わない」のときのもの。まぁ、この様子だと戦兎に幻徳呼ばわりされてもしょーがないわ。だって首相の威厳がないんだもの(笑)

と、笑えるのも束の間。いきなり着目ポイントが!
仮面ライダークローズこと(万丈)龍我との死闘の最中、(石動)美空の姿を見た途端、戦いを止め、撤退する。仮面ライダーグリスから変身を解いた猿渡(一海)は去り際「あの女、どっかで…」とつぶやいてから去る。
疑問?1.美空と猿渡の間に関係性が?
ドライバーは猿渡曰はく「陽気なおっさん=(石動)惣一から貰った」とのことなので、その時に惣一から実の娘である美空について何か言われたのかな と感じます。
シーンは変わり、「俺のヒーロー感が薄れるから、お前はスクラッシュを使うな」と冗談交じりで龍我を制す戦兎。そこに惣一から着信が。
惣一は、スクラッシュのデータを盗んだことを詫び、難波重工に造らせたことを明かす。その際、スクラッシュドライバーを使い続けることの副作用についても明らかに。
スクラッシュは、ボトルの成分をフルに使える代わりに、ネビュラガスの影響をもろに受け、パンドラボックスの光を浴びた者同様好戦的な気質剥き出しとなり、戦いに取り憑かれる というもの。そして戦兎は惣一の目的についてたずねるが、やはりきちんとした答えが返ってくる事はなかった。

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彼は何のために行動しているのか?それについては、後日考察としてまとめようと思います。

それから一夜明け、戦兎は幻徳に協力の意を示し、昨日惣一から聞いたことを伝える。
そんな中、東都TVを乗っ取った北都の一行から自分たちの目的がパンドラボックス仮面ライダービルド=桐生戦兎の持っているボトルであり、原則として民間人には手を出さない と告げる。このシーン後に着目ポイントその2のシーンが。

そのシーンというのが、テレビ局をジャックし、自分たちの目的を伝えた後、電話の向こうで「ずいぶん大胆なことをしてくれたわねぇ」と言う北都首相、多治見喜子に対し、(このジャックは)あんたに対する警告でもある。と告げる猿渡。どういう意味かとその言葉の真意を問う多治見に勝手なことをしてこっちのペースを乱すな と言い放つ。
対する多治見は「だったら、早く成果を出しなさい。あなたが守りたい人たちのためにも」視聴者側の視点から私は、どういう意味合いかと考えていたら、猿渡を慕う三人衆の1人、赤羽がヒントをくれました。

「後悔してませんか?俺たち いや、俺たちの家族のためにこんなこと…。」
『守りたいもの』、『俺たちの家族』 これは北都の面々も何か暗い影があるな。と思っていたら猿渡から衝撃発言!「何度も言ったはずだ。俺は記憶を消してる(=消されている)」これ、戦兎のパターンと似てるなぁ…!

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ということは、着目ポイント1ともつながるんですが、疑問?2.記憶を消される前の猿渡(もしくは、猿渡の顔をした別人)と美空の間に何か関係が?
と思えてきました。

TVを見ていた幻徳の命でテレビ局へと向かったガーディアンたちでしたが、やはりグリスは強い、強い、強すぎる!あれだけの数のガーディアンを軽く相手取り、まだまだ足りない と溢れんばかりの余裕を口にします。
(っていうか、猿渡くんが変身するまで結構間、あったよね?その間に撃っちゃえば片付いたんじゃない?なんて言わない ハイ)

そこへ、戦兎と龍我が到着。昨晩惣一に「万丈にはスクラッシュドライバーは使わせない」と言っていた戦兎。みんなに聞かれないようにしていた話が、実は全員に漏れているのを戦兎は知らず、一方の龍我は、使わせない真の理由を知っているというのがまたツラい…。
戦兎は、グリスとなった猿渡の前で変身しようとしますが、やはり彼にスクラッシュは使えない。衝撃に耐え切れず、その場に崩れ去る。
その様子をみていた龍我は、「美空のためだ。俺ならたとえ死んでも誰も文句は言わねぇ。こういう役回りには打ってつけなんだよ」ドライバーは俺が使うという覚悟を滲ませます。さらに、余裕を浮かばせ「悪いな、ヒーローは俺だ」いや、これね、最初の戦兎→龍我のジョークに対する返答なんですが、やっぱりツラいよ~。

面白れぇ。とやる気満々のグリス。一方戦兎は、「北都三羽ガラス」らと対峙する。
三羽ガラスたちは、自分たち北都のボトルばかり使うビルドに「ふざけんな、自分の使え」とお怒り心頭のご様子。それを見た戦兎は彼らに「俺たちのボトルは、置いてきた」とキッパリ!シリアスな展開続きのこの場面で、こういう軽いノリを出してくれると、こちらも助かります。ちょっとしたところですが、青羽のツッコミ「また俺たちのボトル使いやがって」に対し、「俺たち」で戦兎も返す。この辺、武藤さんも巧いなぁ。感心です。
場面は再び、クローズVSグリスへ。
ビルドは北都のボトルで何とか凌いでましたが、こちらはそうはいかず。
「これだ。俺が望んでたのはこういうバトルなんだよーー!!」ますますヒートアップした猿渡の一撃により、龍我は惜しくも変身解除。
変身が解け、苦しむ龍我に「友よ、最期の時だ」はなむけにこう送った後、必殺の「スクラップフィニッシュ」でトドメを刺そうとする。が、それに感づいたビルドは、赤羽ことキャッスルハードスマッシュとの戦いを放棄し、龍我の盾となって変身を解除する。
生身で向かい合った2人。満身創痍の龍我に戦兎は「死んでも誰も文句言わねぇ だと?だったら俺が文句言ってやるよ、ふざけんな」  いやぁ、先ほどの龍我の想いのこもった言葉に戦兎も負けじと想いをぶつける。男同士の友情 ですね。君たち、本当に最高だよ。しかし、グリスに北都のボトルをすべて取り返され、なおもピンチは続く。
奪われないように東都のボトルを置いてきたはいいものの、それが災いし変身できない。東都のヒーロー、ここまでか と思われたそのとき、(滝川)砂羽の運転する車が割って入り、助手席から降りて美空がボトルを投げる!間一髪のところでその場を脱した戦兎たち。が、今度は赤羽に砂羽らが狙われる。万事休すか!と思われたその時、赤羽をグリスが制し、彼女たちもその場を脱することに成功するのであった。
変身を解いた猿渡は「あの女、やっぱりそうだ。 あの子は、『みーたん』だぁ~」
って、そっちか~い!初っ端から匂わせといて、ためにためて そっちか~い!!
しかもなんだ、この顔は!

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いかんいかん。こっちも取り乱してしまった。反省、反省。
とはいえ、単なるファンオチだけじゃない気がするなぁ。まぁ、それはおいおい明らかになるとして、よかった、猿渡くんにも男の子 な部分があって。誕生日にあこがれのアイドルに会えてよかったね。(猿渡一海役の武田航平さんは、18話オンエア日の1月14日が誕生日だったようです。猿渡自身の誕生日?・・・そんなもんは知りません)

 

一方、現場を戦兎ら仮面ライダー陣に任せた幻徳は、難波重工に赴いていた。
難波会長の気配を感じ、「難波会長。我々の開発したスクラッシュドライバーを流用するのはルール違反じゃないんですか。」幻徳の問いを聞いた人影。それは、難波会長 ではなく、難波重工の一員へと変貌をとげた内海成彰 その人だった!
「内海…どうしてお前が」動揺を隠せない幻徳とは対照的に、落ち着き払った様子で
「お久しぶりです、氷室さん」と笑ってみせた。

ここで、最後の着目ポイント3
内海と幻徳の新たな関係性。動き出す運命の歯車!
内海は、もともと東都先端物質学研究所 所長としての顔も持つ幻徳の秘書だった。
秘書時代は命をかけてでも幻徳に尽くすといっても過言ではないほどの忠誠を誓っていたが、12話で幻徳に撃たれ、川へ転落して以降(厳密にはもう少し前からか)は、彼の事を以前ほども良く思っておらず…かつて「氷室(首相)補佐官」と呼んでいた同じ人物を「氷室さん」と呼んだことからも、以前の忠義は冷え切っているように思えるが…?

 

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いやぁ、内海、怖っ!OPで「内海成彰」と入っていたので、「あ、やっぱり復活するんだなぁ」とは思いましたが、たった1シーンの登場でこれだけのインパクトを残してくるとは!
今後、復活した内海がどこに・どのように関わっていくのか?注目しながら見守っていきたいと思います。