仮面ライダービルド ~スピンオフで語られる、氷室幻徳という男~

先日、仮面ライダービルドBlu-layCOLLECTIONに、仮面ライダービルドの闇を描いたオリジナルスピンオフドラマ『ROGUE』が収録されることが分かりました。仮面ライダーローグの正体について考察が飛び交っておりますが、スピンオフの主人公が氷室幻徳であることからして、仮面ライダーローグは彼で間違いないでしょう。『ROGUE』のドラマ紹介文にも、仮面ライダーローグがいかにして誕生したのかが、よく分かる内容と言っていますので、
悪役好きの私からすると、まさに「Dark Side Story」なので、目が離せません。

今回は、1枚の写真から読み取れることをかんたんに推理してみようと思います。

 

 その1枚の写真がコチラ

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この写真における注目ポイントそれは、

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この部分。解説を映すと
「一連の幻徳の動きの裏で、暗躍する内海成彰。果たして彼が薄く浮かべた微笑は、何を意味するのか」となっています。
この物語は、先ほども書いたように、仮面ライダーローグがいかにして誕生したのかを追うものでもあるので、おそらくですが、本編第1話以前にもスポットを当てていると思われます。この手のドラマは、DVD内に収録される話と連動する(今回を例にとると、ビルドCOLLECTION1→1~12話)ように狙って作られているので、このシーンは、解説文からも、東都先端物質学研究所所長兼首相補佐官とその秘書というビルド第1話の2人の関係性が出来上がる前と想像できます。ではそれを踏まえて、何がわかるか?

内海は本編18話から幻徳との関係を切り、以後難波重工開発担当として活動していくことになりますが、このカットをみると、すでに同話で着用している服を着ている=(これが本編開始前ならば)内海は、はじめから難波重工所属の状態で幻徳に接し、条件・期限付きで、幻徳の秘書を務めていた という仮説が成り立ちます。

もう一つ分かることは、

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(便宜上、これを写真2。上記の幻徳と内海の会話シーンを写真1とします。)
すると、写真1は、写真2より後と考えられます。なぜなら、写真2に映っている、幻徳の友人、布袋。彼が東都政府の衣服を着ていることから、彼が首相補佐官であったことは間違いないでしょう。しかし本編には、布袋などという人物は登場していないので、彼は、本編開始前に亡き人となり、友人であり、首相の息子でもあった幻徳が研究所の所長と兼任する形で補佐官の役職につき、本編へと至ったことになります。

とすると、写真1では幻徳は、東都政府のグレーの服を着ているのでやはり、写真2→写真1と考えることができます。さらに写真2の解説文には、「学生時代からの友人・布袋に詰め寄る幻徳。時を経て、2人の考え方には大きな隔たりが生まれていた。」
”大きな隔たり”とあるので、この考え方の違いが幻徳に「ある決意」を固めるキッカケとなったのかなぁと。(写真センター)【最も、最終的にそれを決定づけたのは、やはり、石動惣一でしたが】
そして、その”決意”とは、ROGUE予告編でも幻徳が言っていました、「悪魔と契約する」こと=ネビュラガスを投与し、自ら実験台になることで、データ採取し、ファウストの計画進行を援助する(ここでいうファウストの計画とは、究極の生命体を造り出すF計画)ことなのかなと推測できます。

 

この写真で一番注目すべきは、仮面ライダーローグが西都の兄弟戦士であるエンジンブロス・リモコンブロスと戦っている写真でしょう。写真3とします。

 

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 本編でも(執筆時点で)次週23話から登場の鷲尾風・雷兄弟が変身する西都の戦士。
本編で登場する際には、ローグに対し忠誠を誓っていますが、最初はやはり違うよう。
幻徳が仮面ライダーローグとしての装備を手にしていることから、本編22,3話間際のカットと考えることができます。

ビルドのあらすじとして、難波重工の後ろ盾を得た西都は~と書いていたので、このカットは、幻徳が東都を去ってから、22話までのものと考えられるので、現在は忠誠を誓っている戦士が主となぜ戦っているのか考えると、西都政府に幻徳に付けと言われたものの、元東都の人間を簡単に信用することができず、それに相応しいかどうかの見極めも兼ねて戦っている このあたりが妥当でしょう。いずれにしてもスピンオフドラマとしては終盤かなと。

 

1枚の写真からかんたんに と言っておきながら、長くなってしまいました。
いずれにしても、本編では今のところいいところなし(?)の”げんとくん”こと氷室幻徳。演じる水上剣星さんも言っていましたが、たまたま悪に写る人が多い(敵が多い)というだけで、本人はいたってマジメなんだと思います。ただ、信用する人を間違えやすいだけなんだと思う、うん。
とにかく、そんなザ・マジメ男 氷室幻徳の活躍を今から楽しみに待つとしましょう。

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2018年3月6日、予告動画追加しました。