モノへの執着、移り行く興味・関心 ~結の独り言~

今日は前回の続きです。前回の記事で、「以前ほどものに執着しなくなった」と書きましたが、これには本当に自分でもビックリです。

モノって不思議で、例としてプラモデルを挙げてみましょう。

今日はあなたが待ちに待っていた人気シリーズの最新型の発売日。おそらく同じものを求めている人で大混雑が予想されるだろうと思い、普段あまりしない早起きをしてお店に並び5時間ほど並んでようやく手に入れたとしましょう。   どうでしょう?家に帰って箱を開けるといよいよ念願のご対面です。とてもワクワクしますよね?これからどう組み立て、どうアレンジし、どうポージングさせようか…などと期待と想像が膨らむことでしょう。
そしてプラモデルは完成し、あなたの部屋に飾られます。完成した直後は最新型をいち早く手に入れた興奮と、苦労して細部まで組み立て、より滑らかに動かせるようグリスを慎重に塗るなどの緊張感。そしてそれらを全て終えたという何とも言えない達成感。
あぁ、俺は今が一番幸せだ… と余韻に浸り、以後は毎朝プラモデルを見つめてから仕事もしくは学校に行き、夜はおやすみ と言ってから寝る。いつ何時もプラモが愛くるしくって仕方がない。 そんな日々を送ることでしょう。

 

 

さて、ここで一つ考えてみてください。
その興奮は、感動は、達成感は、3ヶ月後 1年後に同じように続いていますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おそらく、続いていないでしょう。続いていたとしてもまた別の種類のものに関心が移り、以前組み立てたものにあれほどの愛くるしさは湧かないと思います。
かつてはあれほど欲しくて欲しくてたまらなかったもの。あれほど愛着を持って接していたものなのにどうして冷めてしまったのでしょう。

人は、一度ものを手に収めてしまうと、だんだんとその熱意や愛着という感情が削ぎ落されていくんです。もう一度言いますが、モノって不思議で、ヒトって不思議ですね。
いつでも自分の手の届く範囲内にあるという安心感からか、興味関心は薄れ、また新たなものへとそれは移り変わっていくのです。
(逆に言えば、人のこのような感情を利用して商売をしているということにもなりますが…)

それはさておき、私の場合は、『荷物仕分け』をしているうちにこの心理の変化があることに気づいたのです。そしてそれ以降、急激にある特定のものを買いたい・欲しい!となった際は、しばらく「待てよ」と自分にストップをかける。
1か月ほどして、まだ欲しい気持ちがあるようなら、本当に”今”欲しい物なのか?買ってもすぐ「お蔵入り」にならないのか?もう一度よく考えたうえで、買うのを検討する。
私は、本当に欲しいもの・必要なもの以外は、このように買うことを心がけています。

 

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