仮面ライダービルド ~結、万丈龍我について語る~

今日は、万丈龍我のハザードレベル上昇の勢いがすごいね。という話。他のサイトでも書かれているので私なりに簡単に。

万丈は、仮面ライダービルドにおいて、もう一人の主人公のようなポジションにあります。第1章ではおもに石動惣一その他に仕掛けられた自身のえん罪を晴らすため、変身する力を手に入れる前も、手に入れた後も『自分の目的』のために戦っていました。
それが戦兎や美空、さらには歴代平成仮面ライダーたちと出会い、その勇士・信念を垣間見たことで仮面ライダー(力を得、それを行使する)とは何か を自分なりに考え今では、自分の目的達成<他の誰かを守る に戦う理由が変化しています。そういう意味でも信頼できる人と巡り合い、もう一度心を開ける相手を作れた のは、彼にとって大きい出来事だったのかなと思います。

 

ところで、彼は戦兎らと出会う以前から一流の格闘家でした。ちなみに彼がやっているスポーツは初めボクシングかなと思いましたが、あれは「システマ」というらしいです。

システマ (格闘技) - Wikipedia

ステマをやっていたからというのも大きいでしょうが、石動が20話で彼を「生まれながらにして戦う才能をもった天然もの」と評価した通り、彼が仮面ライダーとなる素質を持っていたのは確かでしょう。そして「他の誰かを守る」のに必要な『優しさ』も持ち合わせています。というか、彼がえん罪になったのも、もとをただせば、香澄の病気の治療費を稼ぐためですから、充分人のために動けるやさしさを持ち合わせているといえます。

それもあってか、彼のハザードレベルの上昇速度は群を抜いて早く、おそらく本編に登場する仮面ライダーの中ではトップクラスでしょう。以前の記事「石動惣一とF計画」の中で”石動は戦兎より龍我の方を大事にしている(節もある)”と書きましたが、これもある意味、納得です。自分や周りが手を加えなくても、勝手に成長していくんですから。彼からしてみれば、実に都合がいいわけです。何だか石動ら”悪いオトナ”にいいように使われてかわいそうな気もしなくもないですが…。(私はあくまで仮面ライダー世界では「悪役好き」としてのスタンスを貫きたいので、このような表現とします)
彼らの思惑に振り回されることなく、万丈龍我の『正義』を貫いて、これからもどんどん”成長”してほしいですね。 せいぜいがんばって強くなれよ、チャオ。

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