仮面ライダージオウフォーゼ&ファイズ編感想

仮面ライダージオウ5,6話はフォーゼ&ファイズ編ということで、番組初の複合ライダーのタイトルとなりました。
前回の記事、

 

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を見た方なら予想はできると思いますが、今回(5話)から新たなタイムジャッカー「スウォルツ」が登場。すでにネット上で言われてもいますが、悪役なのにどこか憎めない「末っ子のかわいい弟と、弟より上の存在として何とかいいところを見せたい。けど弟にからかわれるのもなんか嫌ではない長女、そしてそれら全てを少し遠目から見つめ束ねていく長男」のように、”きょうだい”ぽさがあって、見ている側も微笑ましい気持ちになりました。

 

そんな今回の事件。「すべては”流れ星”から始まった」ウォズの助言を聞いて動き出すソウゴ達でしたが、これを聞いた私は、「フォーゼは宇宙が物語の要素に含まれていたからそれでかな?そういえば、フォーゼのヒロイン城島ユウキは天ノ川学園高校理事長で元宇宙飛行士であった我望光明が幼少期「宇宙の声を聴いた」ことがきっかけでこの学園を作った というエピソードが書かれた本を見て、それに憧れて宇宙に興味を持ち、この学園にも入ったというエピソードがあったので、そういう関連なのかなぁ」 と深読みして見ていると、仮面ライダーメテオ・朔田流星の”りゅうせい”に着目したのを見てあ~なるほど。そっちかと膝を打っていましたが、ウォズの言っていたのはそこではなく仮面ライダー555に登場した流星塾の”りゅうせい”であることが6話にて判明。「佐久間もカリンも元々は俺たちと同じ流星塾の仲間だった」事件の真相ともいえるこの言葉を聞いた時には、この二つをよく合わせたなぁ と感心してしまいました。
私が仮面ライダーシリーズを熱心に見始めたのは、ちょうど来週から始まる仮面ライダーウィザードからですが、それ以前も作品自体は見ていて何となくの記憶はありますし、ハマりだしてからはそれ以前の作品もDVDやネットなどを通してだいたいは見返しているので劇中に登場した人物や設定は把握しているつもりです。

東映の公式サイトにも書かれていましたが、「一見バラバラに見える二つの事件が、同じ人間が絡んでいる一つの事件だったら?」もともとは逆の発想から撮り始めた5,6話だそうですが、その物語展開のしかたやまとまりの見事さには脱帽です。

今回の事件での私の個人的なポイントとして一つは、タイムジャッカー間で「誰をアナザーライダーにする」的な作戦会議はあまり行われていないだろう。そもそもゲイツとオーラが対話する6話のシーン中、「まさかスウォルツ?」と露骨にいやそうな顔を見せたのであまり中はよくない(言い方を変えればスウォルツに対してほかの二人は実力の差からか、頭が上がらない)だろうなということは推測できます。そしてアナザーライダーの力は時間が経てば衰え消えるということ。さらに一人に複数の契約ができる(アナザー○○を同時に持てるかは不明)というのが分かったのが興味深かったです。
特に後者は、今回の事件解決の一ヒントとなっていましたね。

さて、さきほども書きましたが、次回からの二話はウィザード編。6話最後にゲイツが「仲間…」と言ってソウゴを認めてきつつあるところに対しての次回予告での「君に仲間など向いていない」というおそらくはウォズのセリフ。編は変わってもちゃんと前話を受けてつながっていますね。そしてスウォルツ(?)の「会えてうれしいよ」これは誰に対しての言葉なのか?物語が、人間関係が動き出しそうな予感がプンプンします。
では、今回はこの辺で。