スーパータイムジャッカーとしてのジオウにおける位置づけ
先ごろ、映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」にてスーパータイムジャッカーのティード役として大東駿介さんの出演が決まりました。ジオウ本編にて数々の暗躍をしているタイムジャッカーたち。おそらく大東さん演じるスーパータイムジャッカーのティードは映画のみの出演だと思われますが、今後「スーパータイムジャッカー」というタイムジャッカーよりも上の存在としての位置づけは、仮面ライダージオウ本編においても重要になることは間違いないでしょう。
この映画のプロデューサーである大森敬仁氏はティードという役柄について「ティードはシンプルな役ではありません。本当にティードは仮面ライダーを終わらせようとしているのか?もしかしたら裏腹な”憧れ”にも似た感情があるのではないか」とも語っています。これはティードのみに言える感情ではなく、タイムジャッカー全員に共通している部分ではないのかな と感じます。”憧れ”にも似た裏腹の感情。ニュアンス的には嫉妬のような気持ち これがタイムジャッカーたちがそれぞれ形は違っても個々に持っていて、だからこそ彼らと同じ「仮面ライダー」であり、しかもその人が力を自分の思うがままに使って世界を統治(独裁)している現状。それを直接的ではなく、歴史改変という歪んだ形でしか変えることができない自分たちのもどかしさや歯がゆさ。それゆえに”未来のジオウ”を憎んでいるはずなのに、歴史を変えに訪れた過去の時点の、まだこの時点では方向性が定まっていない2018年の常盤ソウゴという関係のない人物まで恨んでしまう後ろめたさのような『負の感情(の連鎖)』ですよね。
タイムマシーンがもし本当にあったとして、それを動かせるのは怒りや憎しみ、悲しみといった『負の感情』である という記事は私自身どこかで読んだ気がしますが、そのあたりのことも踏まえられているんでしょうか?
いずれにせよ、仮面ライダージオウが今後どのように発展していくのか。スーパータイムジャッカーの登場により、物語の幅が広まったような気がしてなりません。